実用新案権のメリット
実用新案権の主なメリットに、
1 特許に比べ早期に権利を取得できる点
2 特許に比べ権利取得にかかる費用が低い点
があります。
おおまかにいえば、特許は出願→実体審査→登録という過程を経て権利取得を行いますが、実用新案は出願→登録の過程で権利取得を行うことができます。
実用新案では実体審査が行われないぶん、権利取得に対する期間と費用をカットすることができます。
約2~4ヵ月と早期の権利取得が可能であり、権利取得にかかる費用も2万円程度(書類作成料除く)と抑えることが可能です。
ですので、特許に比べ高度ではない考案の場合以外に、とりあえず早期に権利を取得したい場合や、低コストで権利化を図りたい場合に有効です。
ただし、実用新案権制度では実体審査が行われずに権利が設定登録され、その有効性について客観的な判断がなされないため、権利行使に際して当事者側でその権利の有効性を示す必要があり、権利行使に特に注意を要するというデメリットがあります。